櫻井担がKAT-TUNコンに初参戦して思ったこと

  かれこれ3年くらい前から、「KAT-TUNが地元の札幌に来たらコンサートに行きたい」と言っていた櫻井担の私。それからグループの充電期間などがあり、なかなか縁が無かったのだが、今春やっと復活し、ツアーが決まり、さらに運が良いことに、仲良し亀梨担からお声がかかって、とうとう2018年10月13日(土)CASTツアーきたえーる1日目に入ることができた。

 

 生のKAT-TUNを初めて見た感動。

その人生1回だけの感動を、せっかくなので残したい。

 

「嵐をはじめとする他グループのコンサートに参戦経験の多い私の目には、KAT-TUNはどう映るのか?」

そんなハイフンの方々からの質問に、答えたいと思う。

 

f:id:yufuchan:20181014183829j:plain

 

目次 

  1.  印象:不良っぽいカッコ良さ

  2. 充電期間を終えた三人の個性

  3. KAT-TUNの愛、ハイフンの愛

  4. 他グループとの比較

  5. で、結局どう思ったかという個人的感想

 

1. 印象:不良っぽいカッコよさ

 

 セトリはチェックしていたので、激しめの曲でバーンと現れることはわかっていた。ただ演出はノーチェックだったので、どこから来るかと思っていたら、

導入映像後にメンステの上に吊るされた3つの透明なステージが下りてきて、

照明が当たり輝かしい3人の姿が!!

それが、はじめましての瞬間だった。

1曲目「New Genesis」、そのステージ上でのポージングがいかにもKAT-TUN

 

亀梨くんは安定のサングラス、セクシーな流線形の立ち姿、

中丸くんはまっすぐ立ってるけど、ちょっと首が前に出てる猫背姿勢が愛らしい。

上田くんは、ワルな空気を漂わせ、足をスピーカーの上に乗せ、大きく開いている。

 

 3人とも、3人らしく、さすがドームクラスの公演を行うグループのオーラをまとい、このきたえーるに4年ぶりに君臨した。

衣装もKAT-TUN定番、どっかの国の軍服の礼装のような、ちょい恐ろしめのカッコ良さ。うん、徹底している。

 

 初参戦のせいか、情報が渋滞して、何を見たらよいかわからなかったが、気が付けば私もジャニーズコン通常運行モードで、キャーキャー叫んでいた。

 

 立て続けに激しめの曲は続き、会場のボルテージは上がる。

亀梨くんが舌打ちをしたり、サングラスを外す瞬間を、ファンは見逃さないよう心待ちにしていて、その瞬間が来るとキャーーと叫ぶというお約束を生で体験できて、まずは大満足。他のグループには無い、楽しみ方だと思う。

 

 他にも、

「ペンラが武器」(今回丸いの何?)、

「声を出さないと殺される」

そういった物騒な前評判も、このグループの面白味と感じられた。

 

不良っぽさ、ワルさをグループのカラーとして前面に出し続けることは、

そういった類のカッコ良さは不変である、とともに、

スタイルを変えない意志の強さというカッコ良さが、そこには、ある。

 

 

 吊るされたステージはムービングだったし、上下しまくるスタンド沿いのステージについても、見ている櫻井担の私は「高所恐怖症の翔くんだったら可哀そうになるであろう」レベルの、危険と隣り合わせでのステージと、恐怖を感じた。

この方々もまた、命がけでお仕事をされている…

そんな過保護な目線も持ってしまうのは、櫻井担だからだろうか?

ギリギリで生きていたい方々を見ていて、ハラハラしてしまうのだった。

それもまた、不良っぽいカッコ良さなのかもしれない。

 

 

2. 充電期間を終えた三人の個性

 6人から3人となった歴史については、コンサートへ行かなくても知っている。

 残った生真面目な三人は、どういった個性を伸ばしてきたのか、というところも気になっていた。一人づつ、その印象を記載してみたい。

 

亀梨和也

 熱狂的亀梨担の友人からソロコンなどの状況を聞いていたので、亀梨くんは充電期間中も情報があった。2017年には、自担と24時間テレビのメインパーソナリティーもやっていた。

 ファンがハマる彼の持ち味は、妖艶さ、だと認識している。実際、今回のソロ曲「One way love」のダンスは、みな自主的にペンラを消して、幻想的な亀梨くんのダンスの世界を堪能する時間だった。

コンテンポラリーダンスで魅せる身体のしなやかさに、そんな妖艶な美しさがあった。

 さらに彼の歩く姿にまとわる大物感、ただならぬ気配にひれ伏す。気軽に話しかけちゃダメな感じ。目の前にいるが、おそらくこの世にいない。そんな神聖さがあった。

 そして、うちわでの個人的ファンサをしないと聞き、「それ、櫻井翔くんと同じ。その他大勢の気持ちを考える人なんだな」と、わかっているけど若干寂しい担当に、変に共感してしまった。

 

中丸雄一

 ボイパのレベルの高さに驚いた。リズムと同時にメロディーが聞こえ、どうなっているのか不思議だった。

 グッズのお皿のデザインもしているらしく、通販番組のような映像で紹介していた。何かと器用なのは、「まじっすか★」のコーナーを観ていてジャニーズ屈指と知っていたが、同時に人を何とか楽しませたい、笑わせたいという気持ちが強いことが伝わってきた。

 ただ、その映像を亀梨くんのソロ直後に流したり、MC後にいきなりボイパ始まって観客は座ったまま聞くことになって、盛り上がりに欠けたので、ちょっとタイミングが悪いところがあるのかな?と思ったが、それも愛嬌なんだろな、と感じた。

 そういえばコンサート終了後、その夜すぐ飛行機で東京に戻り「シューイチ」に出演して、また翌朝札幌に戻ってきて日曜の公演をすると聞いて、まじっすか?と思ったらマジだった!おつかれさまです!!

 

上田竜也

 最近わたしがKAT-TUNを気に入っているのは、上田くんが語る、翔くんへの想いを目にすることが増えたからだ。つまり、櫻井担としての共感。これが大きい。

 

 上田くんと翔くんとの絡みは、たしかゼウスという番組で濃くなったと思う。有吉率いる芸人軍団と、櫻井率いるジャニーズ軍団と闘い、負けたチームは勝ったチームに土下座するという、誰が得するのかよくわからない番組。自担を苦しめたので、つい辛口になってしまうが、翔くんと後輩との絡みをたくさん見られたことは、感謝すべきなのだろう。当時の翔くんは苦しい戦いを強いられて、テンションが下がる軍団のメンバーに喝を入れてくれた体育会系な上田くんをとても大切にしていた。

番宣の載っているテレビ誌なんかを読んで、そう思っていた。

 

 また、KAT-TUNの相次ぐメンバー脱退で心を痛めていた上田くんに、翔くんがどれだけ寄り添って優しい言葉をかけたのかとも、想像してしまう。どん底に傷ついている人間をちょっとした情報で察知し、最適な方法で励ましてくれる頭の良さ、心の良さを持つ、翔くんはそういうスーパーヒーローなのだ(どさくさに紛れて自担デレ)。

 今年、「櫻井・有吉THE夜会」のゲストとして来た際に、「アニキに恩を感じている」と言う熱い言葉が、櫻井担として刺さった。

全力でその言葉に、共感している。ただ、アニキを組長と呼ぶことについては、よくわからないけれど、面白いと思う。

 

 前置きが長くなってしまったが、KAT-TUNが復活し、ラップを上田くんが担当し始めた。そのリアフェを動画でみたが、予想を超えたカッコ良さだった。

 ライブで生で聴けたことは、心が舞い上がるほど、嬉しい経験だった。

 

とはいえ、まだ上田くんに関しては未知な部分が多い。螺旋階段のある実家、特技がピアノ、女の子みたいなキレイな顔立ちなのに、現実的には龍組というブログも、翔くんを囲むジャニーズ後輩たちでの食事会(通称アニキ会)でも、ほぼほぼチンピラかヤンキーやん!ってなギャップに笑ってしまう。

 

書き忘れていたが、ソロ曲にもやられた。

爆破しまくるキャラ、少年ジャンプの漫画のキャラを気に入ってるみたいで、ジャニーズJr.をしたがえて大暴れ。かっこよさをとおり超して、なんだかすごく楽しかった。中盤から、後ろのモニターにカウントダウンが始まって、きっと爆発するんだろーなと思ったら、10秒前に画面は消え、上田くんらのキレの良いダンスを見た後に特攻でバーーーンと派手に終わった。ある意味、遊園地のアトラクション。

 

 上田くんには、ぜひネタとしてワルを前面に押し出して、みんなを笑顔にさせてくれたらいいな、なんて、そっと希望を抱いている。

 

 

 3. KAT-TUNの愛、ハイフンの愛

 

 KAT-TUNのコンサートには、自分の言葉で語る最後の挨拶がある。昨年から今年にかけて、他のグループのコンサートを観ていて、それが省略されていっている傾向を感じた。決まった文言をセリフのように、曲の間奏などで順番に言っていく。話す内容を、いちいち考えるのが大変だからだろうか?

 それが、KAT-TUNの場合は今まで通り、最後にその時のそのアイドルが思った言葉を語ってくれる。 北海道地震からちょうど1か月程の時期だったので、コンサートで少しでも元気になってもらえたらうれしいといった言葉が身に染みた。

 

 特に亀梨くんの「僕たちも手を差し伸べるので、君たちも周りの人に手を差し伸べてほしい」といった言葉が印象的だった。

 ああ、こうやって亀梨くんが優しさを周りの人にと説くから、ハイフンの方々は優しく新規を迎え、当然のように銀テをとれなかった人に分け合うのだなと。

 

 おかげさまで、とても幸せな気分で帰ってくることができた。

 

 もう一点、素晴らしいのはバックにつくJr.への愛のすごさだ。

宇宙Sixには曲をプレゼントし、単独で披露させてくれる器のデカさ。こっちではJr.の舞台もなかなか見られないので、少クラ気分でJr.の歌と踊りを満喫させてもらえる、ありがたい体験だった。

そして、衣装もどれをみても変ではなく、カッコいい。

普通、衣装がなんだか残念な感じで、引き立て役に徹する感じで不憫に思っていた。亀梨くんの配慮と聞いたけれど、素晴らしい対応だと思った。

 

ただ、名前の紹介が、最初ではなく最後だったらよかったかなと、記憶力のない私は思った。

 

 

4. 他グループとの比較 

  正直、ダメ出しなんてないんだけど、ハイフンが「他のグループと比べてどうだった?」「きっと気を使って悪いことなんて言わないんでしょ?」と言われたので、あえて3つ書いてみる。

 

(1)今回のCASTツアーでの導線について。なかなかの空中戦で意外性があり、楽しかったが、アリトロも欲しかった。見上げるのも良いが、近くに来たという一瞬があるとないとでは、会えた、という満足度が違う。

 スタンド沿いのバクステまでのムービングステージをせっかくだから利用したい気持ちはわからなくはないけど、場所によっては残念なので、もう一つ工夫が欲しかった。

 

(2)3人のKAT-TUNの未来がよく見えない。夢はなんですか?って聞きたい。

(↑2018.10.16追記:誤解があるようなので…「夢はなに?」というのは、私の理解力がなくて、分からないだけです。3人で向かってる方向を、すぐに知りたいと思っただけです。

でも、これからKAT-TUNを愛するにあたり、どうなっていくのかゆっくり見ていこうと思います。新規の素朴で無礼な質問をどうかお許しください)

 

(3)グッズの活用が足りない。タオルを回す曲がなかったり、ペンラの色をそろえたりといった観客参加型の企画がなく、グッズを買って満足感が得られる何かが、もっと欲しい。

 

 あくまで外側からの意見なので、共感できなければ、そっと無視してほしい。

 

 

5. で、結局どう思ったかという個人的感想

  

 自由に色々と書かせてもらったが,結論として「来年もあったらまた行きたいな」と思った。つまり…けっこー楽しかった。

 掛け持ちするかどうかというと、すでに2グループ掛け持ちしており経済的にも時間的にも厳しいので、たまに気に入ったCDを買ってMステを観るくらいになりそうだが、それでもハイフンと呼んでくれるなら、私は上田担として、今後もKAT-TUNを見守っていきたい。

 

[2018.10.16訂正]

題目4に「他グループとの比較、つまりダメ出し」としていたが、「ダメ出し」という言葉が悪いとの意見をいただき、削除済。

(誤解を招くような言葉で、ご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。)    

[2018.10.16削除部分を追加]

中丸雄一くんのHBBの際、観客が静かだったのは、盛り上がっていないわけではなく、拍手などが邪魔にならない為の配慮でした。

謹んでお詫び申し上げます。

また、ご指摘をいただき、ありがとうございました。